11月からスタートした「AI(Gemini)の指示通りに投資したら資産は増えるのか?」という検証企画。 今回は2ヶ月目の運用報告です。
まずは、本企画の運用ルールを振り返ります。
【運用ルール】
- 予算: 毎月1万円(余剰金は翌月へプール)。
- 銘柄選定: AI(Gemini)の指示に完全に従う。
- 売買タイミング: AIが「今すぐ」と言えば即時注文、「待機」なら翌月へ。
※企画ルールの詳細や、初回の購入報告は、以下の過去記事をご覧ください。
- [ 【実験】投資判断をすべてAIに委ねたら資産は増えるのか?毎月1万円の積立検証を始めます。 ]
- [ 【AI投資検証 Vol.1】AIの初回指示は予算超過でした。提示された「代替案」で運用を開始します。 ]
1. 先月の運用結果(FANG+)
まずは先月、AIの指示で購入した「iFreeNEXT FANG+インデックス(1万円分)」の現在の評価額から。

- 投資額: 10,000円
- 評価額: 9,498円
- 損益: -502円(-5.02%)
結果はマイナススタートとなりました。 購入後は一時プラス圏で推移していましたが、12月に入ってからのハイテク株調整により下落し、現在は含み損を抱えています。
開始早々のマイナス転換。 この状況を受けて、AIはどう判断するのか? 「安くなった今こそ買い増し(ナンピン)」なのか、それとも「損切り」なのか。
今月(12月分)の投資方針をAIに尋ねてみました。
2. AIへの相談(12月の方針)
今回も、Geminiにヘッジファンドマネージャーとしての役割を与え、投資判断を仰ぎました。 今回はあえて「現在、FANG+が含み損を抱えている」という事実を伝えた上で、以下のプロンプト(指示書)を入力しました。
入力したプロンプト:
あなたは世界で最も優れたヘッジファンドマネージャーであり、私の資産運用の「最高責任者」です。 現在、以下の条件で「長期積立投資チャレンジ」を行っています。 先月(1ヶ月目)は、あなたの指示通り「iFreeNEXT FANG+インデックス」を購入しました。
【現在の資金状況】
- 今月の入金額:10,000円
- 前月からの繰越金:0円
- 今回使用可能な合計予算:10,000円
【保有資産の状況(重要)】 ・銘柄:iFreeNEXT FANG+インデックス ・評価額:9,498円(投資元本10,000円に対し -502円 / -5.02%) ※開始1ヶ月目にして、現在暴落中であり含み損を抱えています。
【あなたのミッション】 最新のWeb情報を検索・分析し、今この瞬間に私がとるべき行動(追加購入、新規購入、または待機)を断定してください。 特に、「現在含み損が出ているFANG+を安値で買い増し(ナンピン)するチャンス」なのか、それとも「傷口を広げないために別セクターへ逃げるべき」なのか、プロの視点で冷徹に判断してください。
これに対するAI(Gemini)の回答は、予想外のものでした。
■AIの回答(要約)
AIの決断:新規買い注文(セクターローテーション)
【指示内容】 今、FANG+をナンピン買いするのは愚策である。落ちてくるナイフを掴んではいけない。 今やるべきは、「ハイテク株の弱点(金利上昇)」を「利益」に変えるヘッジポジションを持つことだ。
【選定銘柄】 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
【選定理由】 現在、市場のテーマは「日本の利上げ懸念」だ。金利が上がれば、銀行株にとっては利益拡大のチャンスとなる。 FANG+(攻め)が調整している間、この銀行株(守り)がポートフォリオの防御壁となる。これこそが「攻めのヘッジ」である。
まさかの「米国株」から「日本株」へのシフトチェンジです。 安くなったFANG+を買い増すのではなく、「日本の利上げ」という別のアプローチでリスクを分散しろ、という指示でした。
3. AIの指示に従い、即購入(実行)
AIがそこまで自信満々に言うなら、従うしかありません。 今回は、楽天証券の「かぶツミ(金額指定取引)」機能を使い、きっちり予算1万円分を注文しました。
その約定結果がこちらです。

- 購入銘柄: 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
- 注文金額: 10,000円
- 約定単価: 2,457円
- 購入株数: 4.07000407株
1株2,457円の株を、1万円分で「4.07…株」購入しました。 単元(100株)単位だと24万円以上必要ですが、こうして少額から「日本のメガバンク」の株主になれるのは、今のネット証券の良いところですね。
これで、私の「AI言いなりポートフォリオ」は以下のようになりました。
- 【攻め】iFreeNEXT FANG+インデックス: 10,000円(現在含み損)
- 【守り】三菱UFJフィナンシャル・グループ: 10,000円(新規)
「ハイテク株」と「銀行株」。 「米国」と「日本」。
AIが組んだこの「真逆の性質を持つハイブリッド構成」が、年末の相場でどう機能するのか。 FANG+の損を三菱UFJがカバーしてくれることを期待しましょう。
まとめ:2ヶ月目の教訓
開始早々、含み損という洗礼を浴びましたが、AIは動じることなく「分散投資」という次の一手を打ってきました。
「落ちるナイフ(暴落中の株)は掴まず、別のカゴに卵を盛れ」
これがAIファンドマネージャーの教えのようです。
「AIの言う通りにしたら資産はどうなるのか?」 引き続き、来月も包み隠さず結果を報告していきます。
今回の報告は以上です。

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