【解説】AIがS&P500ではなく「FANG+」を選んだ理由。その中身とリスクを調べてみた。

コラム・雑記

本ブログの検証企画(Vol.1)において、AI(Gemini)は当初「NVIDIA」への投資を指示しました。 しかし、私の資金不足(単元株が買えない)というトラブルにより、AIは代替案として「iFreeNEXT FANG+インデックス」という投資信託を提示してきました。

結果として私はこれを購入したわけですが、巷ではよく聞くこの「FANG+」一体どんな投資信託なのでしょうか。

AIの言いなりというコンセプトとはいえ、言われるままに買っているだけでは学びがないので、今回はこの商品の「中身」を詳しく調べてみました。

「FANG+」とは何か?

正式名称は「NYSE FANG+指数」。 次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会に大きな影響力を持つ「米国の巨大企業10社」のみに集中投資する指数です。

構成銘柄(選ばれし10社)

その中身は、いわゆる「マグニフィセント・セブン(M7)」を中心とした、そうそうたるメンツです。

  1. NVIDIA(半導体)
  2. Apple(スマホ・IT製品)
  3. Microsoft(OS・クラウド・AI)
  4. Amazon(EC・クラウド)
  5. Alphabet (Google)(検索・広告)
  6. Meta (Facebook)(SNS)
  7. Tesla(EV)
  8. Broadcom(半導体・通信)
  9. Netflix(動画配信)
  10. Snowflake(クラウドデータ)

※構成銘柄は入れ替わることがあります。

最大の特徴:均等加重

S&P500などの一般的な指数は「時価総額加重平均」といって、会社の規模が大きいほど比率が高くなります。 しかし、FANG+は基本的に「全銘柄を均等(約10%ずつ)」に組み入れます。

つまり、NVIDIAも約10%入っているということです。

なぜAIはこれを選んだのか?

ここで、AIの当初の狙いを思い出してみます。 Geminiは「NVIDIAの成長(決算後の押し目)」を狙っていました。

もし私が、無難に「S&P500」を買っていたらどうなっていたでしょうか。 S&P500にもNVIDIAは含まれていますが、その構成比率は数%程度です。つまり、S&P500を1万円分買っても、NVIDIAを買っているのは実質数百円分にしかなりません。

一方で、FANG+なら約10%(1,000円分)がNVIDIAへの投資になります。

  • S&P500: 市場全体に薄く広く分散する(守り)。
  • FANG+: 特定の勝てるセクターに資金を集中させる(攻め)。

AIは「NVIDIAを買え」という自身のメインシナリオに最も近い効果を得るために、S&P500ではなく、よりNVIDIAの比率が高い(かつ他のハイテク株でリスクヘッジもできる)FANG+を代替案として選んだのだと推測できます。

FANG+のリスク(注意点)

もちろん、リターンが期待できる分、リスクも強烈です。

  1. 値動きが激しい: たった10社に集中しているため、テック株全体が売られる局面では、S&P500の何倍ものスピードで暴落する可能性があります。
  2. 分散効果が薄い: 10社すべてが米国企業であり、セクターもハイテクに偏っています。「分散投資」の教科書からは外れた、かなり尖ったポートフォリオです。

まとめ

「FANG+」は、今の米国経済を牽引するAI・ハイテク企業のオールスターチームと言えます。 AI(Gemini)がこれを選んだということは、「平均点(市場平均)狙いでは満足しない」「リスクを取ってでも成長を取りに行く」という意思表示でしょう。

人間のメンタルだと、日々の激しい値動きに一喜一憂して狼狽売りしてしまいそうですが、そこを「感情のないAI」に管理させることが、この荒馬(FANG+)を乗りこなすのには良いかもしれません。

今後、この選択が吉と出るか凶と出るか、検証を続けていきます。

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